ぱるばか日誌 2017
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一昨日のインド・アライバル・ビザ
 毎回お楽しみのインドビザ。
 今回はアライバルビザについて。

 今、日本人だけなのかなぁ、デリー空港などでアライバルビザが取れる。
 すなわち、前もって日本でビザを取らなくても、到着空港で取れるのだ。
 と言われても、キミなんか心配だろう。ホントに取れんのかなぁ…
 大丈夫。取れるのだ。弊社は昨夏から何人もインドに連れてってるが、アライバルビザで問題のあったことは一度もない。
 今回は弊社スタッフの女子をひとり連れて行った。(オレ自身は一年有効のビジネスビザ所持)

 もちろん、今回も問題なかった。
 ただ、ひとつ微妙な違いがあったなぁ…
 ビザ上にこう記されているのだ ―
   Visa Exparity Date : 28 JUL 2017
   NO OF ENTRIES : TWO
 つまり、ビザの有効期間は60日。その間に二度入国できるということ。

 以前の有効期間は一ヶ月だったような記憶がある。そして入国は一度だけだったはず。
 というわけで、多少、緩和されているようだ。

 料金は30ドルだったかな。日本円でもOKだと言っていた。
 夜中の二時過ぎだったこともあり、ウチのスタッフひとりしか申請者がおらず、申請用紙の記入も含め十五分ほどで取得できた。
 こちらを参考に、前もって書いていくと楽。
 ホントは中国なみにビザ無しにしてくれると良いんだが。
広州白雲空港
上海に用事ができたので、デリーから飛ぶことになった。
利用キャリアは中国南方航空(CZ)。広州ベースの中国最大の航空会社。
CZは初めてだ。昼間に飛ぶのでラク。それに激安。上海まで片道で2万円弱。
広州乗換で、機材は小型のB737。新しくてキレイだ。やっぱインドの航空会社とは違うかも。
 
食在広州っていうから、昼飯をちょっと期待してたわけだ。というのも一ヶ月以上、一日三食インド飯だったんで。
中国人形みたいなCAが「チキン or ベジ?」と聞く。下手に答えるとインド飯が出てくるから、「チャイニーズ・プリーズ」と答える。中国系キャリアに乗る時はいつもそう言う。すると、じゃ、チキンね、という感じで手渡されたんだが…。なんだ、インド飯じゃん! チキン入りのホウレン草カレーであった。ま、ウマかったけどな。インバウンドだから中国飯は積み込んでなかったのかもしれない。エコノミには。

広州の白雲空港も初めて。
この空港でイミグレを済ませ、国内線に乗り換えるわけだ。
イミグレ、セキュリティを通過し、長い連絡路を乗り合い電気自動車で移動し、国内線ターミナルに入る。
所要時間は前便到着から45分くらい。乗り換えに慣れていれば特に問題あるまい。要所要所に「乗換」のタスキをかけたCZの係員が立っていて案内してくれる。

空港ターミナルにはそこここに中華飯屋が店開きしていて、ひたぶるにそそられるのだが、二時間の乗り継ぎ時間では食ってるヒマもない。次便も2時間半の所要だから、夕飯もどきも出ることだろうし。ま、期待はできないが。(後日談:ピーナツとクロワッサンだけだった)
国内線待合は現地の人々でいっぱい。一挙に中国世界に突入だ。
広州上海便も小型のA320。これもやはり新しくてキレイな感じ。パソコンを打っていたらCAに閉じてくださいみたいなことを中国語で言われる。オレも現地人に見えるんだろうか。これからガンディー帽をかぶって旅しよう。

というわけで、CZ、なかなか良いかも。時間も正確。やはり中国最王手だけのことはあるかな。白雲空港の駐機場や整備場には巨大機A380の姿も。(見るの二度目)
唯一難点は、マイレージがスカイチームなこと。これは日本人にはほとんど役立たない。(MUもスカイチームだが、JALと提携している)
無という航空会社
 日印間を結ぶ最安キャリア、MU(中国東方航空)。
 オレがコレを愛用するのは、その2レターコードのせいかもしれない。
 なにしろ「無」だからな。あらゆる期待を裏切ってくれる。(良きにつけ悪しきにつけ)

 今回も、昨日の午前3時(つまり一昨日の夜)デリーを出発し、上海乗り換えで、同日16:45に羽田着の予定であった。
 上海の乗り継ぎは2時間15分。今まで弊社はこの経路を三度ほど使ったが、ちゃんと羽田に着いている。
 しかし今回は、デリー発が6時間遅れる。それゆえ我々(三人旅)はデリー空港で一夜を明かし、朝の9時にデリーを飛び立つことになる。
 上海到着は18:00くらい。当然、13:10発の羽田行きは待っていない。また、上海発成田行きの最終便(17:15発)も飛び去っている。
 というわけで、乗り継ぎ失敗の、上海泊だ。

 日印間の乗り継ぎ失敗は、別に珍しいことではない。
 オレも過去30年のうち、少なくとも四回は経験している。直近は今春デリー空港でのAI(インド航空)便。その前は昨年北京空港でのCA(中国国際航空)便。
 MU便に関しては、今年4月、弊社スタッフが行きに上海空港で乗り継ぎ失敗している。MUは失敗確率が高いようだ。

 こうした場合どうなるかというと、同一航空会社の乗り継ぎの場合、その航空会社が宿泊+食事+移動の面倒を見る。代替便の手配ももちろんだ。それ以外の補償はない。たとえば、商談に遅れたとしても、責任は取らない。
 上海空港でのMUの失敗対応は、北京空港のCAや、デリー空港のAIよりスムーズだった。慣れてるのかもな。(AIなどは宿泊や移動は自腹を切るほうがマシなくらい)
 ホテルは上海郊外の三つ星高層ホテルで、日本のビジネスホテルより良いかも。夕飯も出たが、ビュッフェ形式でそれほど感動的にも見えなかったので、せっかくの上海泊まりでもあるし、外に繰り出すことにする。インド帰りの中華はことのほかウマいものだ。クレジットカードがあれば中国元は近所の銀行の24時間ATMで簡単に引き出せる。

 上海の田舎なんだろうな。ザリガニの専門店が軒を並べていた。(同行者が嫌がったのでやめ)
 そのかわり、「黒魚」という正体不明の魚の鍋をトライする。
 これが激ウマであった。特に中辛のそのスープが、コクのあるトムヤムクンみたいで、飲み始めたら止まらない。(しかしかなり辛いから腹を壊してしまった。「微辛」にすべし)

 というわけで、上海で乗り継ぎに失敗し、ローカル飯屋で正体不明の激ウマ料理に出会い、腹まで壊すという、これらみなMUのせいだ。
 また、このキャリアは手荷物受け渡し失敗も頻発する。
 よって、日程のタイトな人にはあまり勧められないかも。
 しかし、インドに瞑想に行くというような向きには良いかもな。なんたってMUだ。
五名の軽重:インド航空事情
 昨日の夕方、オレはデラドン空港にいた。
 インドの北部だ。
 そのデラドン空港からデリー空港に飛び、成田行きの飛行機に乗る予定であった。
 どちらもAI(インド航空)便だ。デラドンから成田まで通しで買えて便利なのだ。
 デリーでの乗り継ぎ時間は、イミグレ通過も含めて1時間50分と短めだ。しかし、ウチのスタッフは今まで3〜4度、この通しチケットで、余裕を持ってデリーで乗り換え、帰国している。

 ところが、昨日、このデラドン・デリー便が二時間遅れる。デリー空港天候不良のせいだという。
 きっと待ってくれるだろうとの期待はあっさり裏切られ、デリー・成田便は、我々の到着と前後して、ほぼ定刻で飛び立って行った。

 我々というのは、すごい偶然なんだけど、信州の知人夫妻が同じルートで帰国の予定だったのだ。(安曇野シャンティクティの臼井夫妻)
 我々日本人三名のほか、インド人の料理人二名、都合五名がデリー空港で置いてきぼりを食う。(デラドンから日本に向かうインド人はほぼ全員料理人)
 AIにとって、五名の人間はそれほど重くないんだな。
 デリー空港が悪天候な割には、成田行きは定刻で出発するわけだ。
 これが現在のインド航空。デリーから帰国するぶんにはそこそこ信頼おけるかもな。

 じつは十日ほど前にも、似たような状況に遭遇した。
 バンコクからコルカタに飛び、そこで乗り換えてデリーに行くという経路だ。
 エアラインはスパイスジェット。インドにはそういうLCCがある。
 乗り継ぎはイミグレも含め1時間30分。スパイスもやはり、それを通しで発券する。
 その日、バンコク・コルカタ便が二時間ほど遅れる。
 しかし、コルカタで、デリー行きは我々を待っていてくれたのだ。
 そのときの我々というのは、知人でもなんでもないが、かなりの人数だったようだ。十数名いたんじゃないか。
 十人も居れば、待ってくれるのかもな。

 今回のデラドン・成田の不連絡はAIの責任だから、もちろんAIは代便を用意し、ホテルと食事&交通費も持ってくれる。
 だけど、デリー着が9時過ぎで、ホテルチェックインが近所だったにもかかわらず夜中の1時過ぎだぜ。手続きに時間かかり過ぎ。
 ホテルまでの無料タクシー移動も難儀だったし(自腹で行くべし)、ホテルはボロボロのセントールホテルだし(AI直営)、やっぱリスクだな。
 おかげでデリーの国立博物館を見物できたのは良かったが。
インドビザ2015秋
 世界最強の通行手形のひとつであろう日本国旅券。
 これが通用しない国があるのだ。それはインド。
 毎回、ビザ取得には泣かされる。
 そして、前回の経験があまり役立たないのも困りものだ。つまり、毎回、何か変化がある。

 一般の諸君に心強いのは、e-tourist visaが健在だということ。
 ココから申請する
 最近、弊社関係で二人ほどこのビザを申請しているが、いずれも24時間以内に認可されている。
 このビザは航空券取得を前提としていないので便利だ。価格も25ドルと、かつてよりだいぶ安くなっている。
 ネット経由で申請するのみで、本人写真とパスポート本人情報ページのイメージを添付送信する。本人写真はjpgだから簡単だが、パスポートページはpdfを要求されるので、これがちとハードル高いかも。各自ぐゎんばってpdf化してくれたまへ。
 首尾良く行けば、インド当局から「Granted」という認可メールが来る。これを印刷して持参し、デリーなど大空港のイミグレでパスポート上にビザ印を押してもらうのだ。
 入国から1ヶ月有効。

 1ヶ月以上滞在したい人は、上記リンクから、Regular Visaを申請する。
 これは航空券予約が必須だ。
 そして、東京か神戸のビザセンターに出向かないといけない。
 東京は港区三田にある。前回まで数年間、茗荷谷に通ったが、委託する会社が変わったようだ。
 山手線の田町から歩いて数分。

 オレの場合、弊社スタッフ5名分のビジネスビザだからな。当初から長期戦を覚悟していた。
 初日の昨日、1名分のみ受領。残りの4名分は書類不備ということで突き返される。要項に記載のなかった「インド側会社の登記簿謄本コピー」とか「前回ビザのコピー」なども求められる。
 その全てに応え、本日再申請したところ、今度はすんなりOK。朝9時のオープン直後に入ったせいか、10分もかからず完了。土曜だったせいもあるのかな。
 料金は郵送料も含め、2300円くらい。

 ビジネスにせよ観光にせよ、Regular Visaに関しても、まずはネット上で必要情報を書き込み、それをプリントアウトしてビザセンターに赴く。これが従来と大きく変わった部分だ。かつてのように申請用紙にペンで書き込むわけではないのだ。
 もうひとつの変更点は、パスポート受領がすべて郵送になったということ。これは住所確認という意味もあるのだそうだ。
 ビジネスビザの場合、(おそらく観光ビザも)、受領後一週間ほどで本人に送付されるようだ。かつてのように翌日とか三日後に窓口受領というわけには行かない。より余裕を持った日程が必要となる。
 
コルカタからMUで帰国する
 おそらく日印間を結ぶ最安キャリアであろうMU(中国東方航空)。
 上海を拠点とする同社のフライトは、オレもよく利用する。
 けっこう中国好きだしな。用事もあったりするし。

 今回のインドは東部に出張したので、帰りはコルカタ発のMUで帰ってみるか、と思った。
 前々から気になってはいたのだ。コルカタから昆明・上海(浦東空港)経由で成田。どんなんだろ?
 結論から言うと、旅慣れない人にはちとハードルが高いかもな。
 
 コルカタから成田への最短時間ルートは、デリーに戻って直行便に乗ることだろう。
 AI(インド航空)を利用すれば価格的にも大差ない。
 ただ、デリーに戻るってことは、そこから再びコルカタ上空を通って日本ってことになるだろ。なんか退屈。
 そこで、未知の、昆明・上海ルートを試すことにした。

 これがけっこう手間なのだ。
 昆明・上海間は国内線扱いだから、いったん昆明でイミグレを通って入国しないといけない。
 また、荷物を昆明で受け取り、またMUのカウンターでチェックインする必要がある。
 そのチェックインも一筋縄では行かない。通常の上海行きカウンターではなく、KUNMING TO PUDON TRANSFER SERVICEという特別なところでやらないといけない。(幸いなことに、ここでは成田まで荷物を送ってくれる)
 更に、セキュリティーチェックなどもあって、かなり時間を食う。
 昆明での乗り継ぎ時間は2時間15分の予定だったので楽勝と思っていたが、あれこれで、やっと最終案内で搭乗できたという始末。しかも当日は飛行機が早く着いたので実際は2時間26分の乗り継ぎ時間があったのだ。これで飛行機が遅延していたらかなりアセったことであろう。

 上海浦東空港ではカウンターチェックインの必要はなく、出国の手続きとセキュリティーのみ。
 予定の乗り継ぎ時間は6時間35分。かなり長いんだけど、あまり問題は感じなかった。浦東空港というのは、稀に見る居心地の良い空港なのだ。特に待合室の左側、遥か彼方、25番搭乗口の先あたりは、ほとんど誰も居らず、広大な空間を独り占めできる。まだ新しくてキレイだし、パソコンの電源はたくさんあるし、椅子は横になれるし、快適この上ない。腹が減れば日中韓スタバその他、飲み食いの場所には事欠かない。これでWi-Fiが繋がれば言うこと無しだが、現在は中国の携帯電話番号を持っていないとダメみたいだ。

 以上のようなワケで、昆明で乗り換え時間が3時間はないと、ちょっとススメられないなぁ、このルートは。コルカタ昆明間のフライト時間が短いのはラクだが。
 ところで、昆明というのは中国の秘境・雲南省の州都で、どんな田舎空港かと思っていたら、あにはからんやで、すばらしい近代的な空港なのだ。日本にも無いんじゃないか、あんなカッコ良い空港。そして朝っぱらから旅客が雲集している。だからセキュリティーなんかも時間かかるわけだ。
 でも特に西日本の人なんか、上海も近いわけだから、MUは便利な存在であろう。(JALのマイレージもつくし)
ダクシネシュワルの詣で方
 ダクシネシュワルのカーリー寺院(マンディール)。
 黒い女神を祀っている。
 カルカッタ人なら誰でも知っている寺だ。

 参拝するなら半日は用意しておこう。
 一番簡単なのは、タクシーで乗りつけること。
 街中を流すイエローキャブで200ルピーほど。

 それじゃ味気ないと思ったら、電車がある。
 市心のSealdah(セアルダー)駅から郊外電車で一本。
 こちらは5ルピー。
 ただし、かつての上野駅みたいなターミナルで、どの電車か見分けるのがタイヘン。
 人々に聞きまくって探すしかないが、それもまた巡礼の一環であろう。
 電車は30分ほどでダクシネシュワル駅に到着。
 駅舎は寺院を模して作られている。
 駅から寺院までは参道を五分ほど。

 オレの詣った一昨日、参拝者はほぼすべて、インド各地から来たヒンドゥー教徒であった。
 ちょうどベンガル地方は一年で最大の祭、ドゥルガ・プジャの最中だったから、とりわけ人出が多かったようだ。寺院の入口から長い行列で、カーリーの祀られた内陣に入るまで一時間半ほど要した。
 外国人とおぼしきは、オレのほか、もうひとりくらい。だから、服装は気にすべきだろう。
 そもそも異教徒の外国人というだけでかなり浮いた存在だ。インド人以上にインド人になる必要がある。さもないと、場の空気を乱すし、自分自身も落ち着かない。
 リュックとかウェストポーチとかな、観光客じみた恰好は止めるべきであろう。ジーパンとかも。(インド人ならかまわんが)
 オレはたまたま、インド農民のシャツと、ルンギを着用。iPhoneとルピー札数枚をポケットに忍ばせ、まるきり手ぶらだったから、かなりインドチックであったはず。おかげで周囲に気兼ねなくお詣りできた。もうひとりの欧州系おじさんも、白髭に白クルタ&パジャマ姿で、これも周囲にマッチしていた。Oshoコミューンのマルーンローブじゃないが、他人の宗教的な施設に入り込む際には、やはり考えるべき部分であろう。(外国人の立入を禁じる寺院も多い)
 女は簡単だ。パンジャビドレスを着て行けば良い。男はルンギを持参して、その場で巻くとかな。
 参拝後は、傍らを流れるフグリ(!?)川で沐浴できたら気持ちよかろう。(ハリドワールのガンジス川ほどキレイじゃないが)
MUで上海から成田へ
 上海から戻ってきた。
 例によってMU中国東方航空。
 今まで何回か成田 ― 上海間を飛んだが、いつも小型のエアバスA320だった。
 ところが今日は中型のA330。
 やはり一時期よりは日中間の交流が盛んになっているのか。
 ただ、成田のイミグレの様子を見ると、中国人の方がずっと多い感じ。
 中国人観光客の増加は最近よく耳にするが、日本人の訪中はまだ低調なのか。
 月初だったか、日経の調査では、中国嫌いの日本人は九割を超えるとか。
 オレなんか中国好きだから、けっこう少数派なわけだ。
 飛行機だってMUだしな。
 安いからっていうこともあるが、エキゾチックなのがいい。
 搭乗すれば、そこからもう中国だからな。

 今回も、取引先の若者たちと大分つきあいがあった。
 言葉は多少通じづらいが、それ以外、日本の若者たちと何ら変わるところがない。
 お互い憎みあう理由がどこにあろう。
 もっとも、彼らが、比較的富裕な階層の人々だったということもあろう。
 街を歩いていると、これは日本には無いな、という場面もままある。
 中国というところは、国土も広いが、上下の差も大きい。
 それを十把一絡げに「中国」ないしは「中国人」というレッテルを貼ってしまうと、失う部分も非常に大きい。
 オレにしてもだ。日本人というレッテルを貼られるとイヤだしな。
 パル人くらいがちょうど良い。

 MUの話に戻ると、便はほとんど満席だったが、最後尾だけはガラガラだった。
 中国人は前方が好きなのかな。
 だから、最後尾を指定して座れば、ラクチンに過ごせるかも。
MUで長崎から上海へ
 上海へ出張。
 面白そうだから、長崎から飛んでみる。
 たまたま、大阪&長崎で用事があったので、東京から新幹線+「かもめ」で乗りつけた。かもめの車窓から見る有明海の夕景色は見事であった。

 長崎はちょうど、東京と上海を結ぶ線上にある。どちらかというと上海寄りか。
 その長崎から上海まで、中国東方航空(MU)が直行便を飛ばしている。
 MUはLCCじゃないんだけど、日本から中国やインド方面へ飛ぶ際の最安通常キャリアで、自由も利くし、オレもよくお世話になっている。
 今回も、長崎 ― 上海 ― 成田という周遊チケットを手配する。(新幹線代を含めても東京からJALやANAで往復するより安い)

 ローカル空港から海外へ飛ぶという経験は初めてだ。
 チェックインカウンタも手荷物検査もイミグレも、非常にシンプルで心地良い。大量生産の大空港と違って、人間扱いしてくれる感じ。
 飛行機は三時間も遅れたが、あまり苦にならない。
 それにしても、待合室がイヤに閑散としている。数えると7〜8人しかいない。
 搭乗の際に地上係員に「長崎線ってこんなに乗客が少ないの??」と聞くと、今日は特別だという。
 結局、搭乗したのはオレも含めて9人。機材は座席数158のA320だから、ほとんど専用機だ。今まで何百回飛行機に乗ったかわからないが、こんな空っぽ状態は初めて。機長もご挨拶アナウンスで「You can have a seat anywhere you like, except my cabin」とか言っていて、思わず笑ってしまった。こんなことJALやANAの機長は言わんだろうなぁ。もちろん、そんなふうに言われる前から、こっちは好きなところに座っていたんだが。
 CAはみな中国娘で、対応は英語。おそらく憧れの職種なのであろう、概してレベルは高い感じ。
 距離が近いから実質の飛行時間は一時間ちょっと。それでもちゃんと弁当(日本製)と青島ビールなぞ出てくる。眼下に五島列島、彼方に済州島ハンラ山を望みながら悠々とくつろいでいると、たちまち長江上空だ。残念。もうちょっと乗っていたかった。

 ところで、こういう周遊チケットは、MUの自社サイトでは買えない。オレはいつもインドの旅行サイトMakeMyTripで買っている。便利なもので、そのサイトでクレジットカードで予約を入れておけば、空港のカウンタでパスポートを提示するだけで乗れる。(用心のためEチケットをプリントアウトしとくと良いが)。ただそのサイト上では事前の座席指定はできなかったので、MUの東京支社に電話して口頭で座席を指定しておいた。ま、今回の長崎 ― 上海について言えば、その必要もなかったわけだが。
 今度上海に行く時は、茨城か佐賀から春秋航空だな。
KALとKIAで済州島
 成田から済州島へは大韓航空(KAL)が直行便を飛ばしている。
 KALは初体験かも。
 機材は小型のB737。
 朝、9:45成田発で、2時間45分のフライトだが、しっかりメシが出る。
 ついでにビールも出るんで、頼んでみたら、hite(ハイト)という韓国ビール。軽めでオレにはちょうど良い具合。眞露が出しているらしい。
 メシは日本食の弁当で、それなりに満足する。
 CAはみな韓国人で、日本語も通じていた。
 ちなみに帰りの便も日本食の弁当。行きの方が上等だったかな。試しにマッコリを頼んでみたら、無いと言われた。
 KALはスカイチーム所属なので、JALやANAのマイレージがつかないのが残念。
 大方において快適であった。委託手荷物も済州空港では二つ預かってくれたし。(HP上では一人ひとつとあった)

 島内はレンタカーで移動する。
 KIAという車だ。
 最近外国で良く見かけるこのブランド、韓国の起亜自動車で、今は現代(ヒュンダイ)の傘下にある。
 韓国車も初体験だ。
 運転席に左右の違いはあるが、(韓国は右側通行)、日本車と変わらない運転感覚。
 済州島は道路の状態も良く、交通量は少なく、眺めも良いし、運転技術がイマイチのオレでも快適なドライブを楽しめたのであった。(天気も良かったしな)

 というわけで、日本企業のライバルくらいにしか思っていなかった韓国企業も、なかなかぐゎんばっているようである。
 こういう当たり前のことに気づくだけでも、隣国を訪ねる価値はあるであろう。