ぱるばか日誌 2024
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インドのラフマニ鳥
 北インド、ヒマラヤの麓。
 今年気づいたんだけれど、晴れ空のもと、かなり歌の上手な鳥がいる。
 10音節くらいの美声で、やや複雑な、下り調子の歌を歌う。
 これが非常に気になる。

 日本の拙宅もやはり山里だが、鳥の囀りはだいたい聞き分けられる。
 しかしインドではお手上げだ。
 知らないものばっかり。
 地味な鳥ならどうでも良いが、美声がわからないとなると、これはじつに口惜しい。
 鳥に詳しそうなインド人も周りに居ないし。

 ウグイスならホーホケキョと聞きなすんだが、異国の鳥だと聞きなしもわからない。
 この鳥、あえて言うと、ラフマニノフ交響曲第二番第二楽章の冒頭だな。
 これはかつて信越放送ニュースのテーマ曲だったから、長野県民には意外に知られているのだ。
 元はというとグレゴリオ聖歌《怒りの日》のモチーフなんだと。

 さてここに便利な助っ人がある。
 Picture Birdというスマホアプリ。鳥の囀りを判定してくれる。
 ただタイミングが難しいのだな。
 鳥はいつ鳴くかわからないし、アプリをセットするまで鳴き続けるかわからないし、遠いと判定できないし、他の鳥が鳴いてると誤判定するし、いろいろなんだが、そうした幾多の困難を乗り越えて、一昨日、ついに判定が下った。
 ノドジロオウギビタキ。
 う〜ん、なんという茫漠たる名前。

 声はすれども、なかなか姿は見えない。
 と思っていたんだが、今朝、屋上で瞑想に耽っていると、目の前の木にそれが一羽飛んできた。
 梢を忙しく飛び回り、二節ほど歌って、飛び去って行った。
 確かに、ノドに白い斑が入っていて、尾が扇っぽい。
 目の前でラフマニ鳥のライブが聞けるというのも瞑想の効用か。

 今朝はもうひとつ、上り調子の美声鳥がいて、首尾良く判定したところ、ハイガシラヒタキ。
 これもひたすらグレーな名前だ。
 きっと頭が灰色なんだろう。
 しかし、日本で言うと、ジョウビタキとか、キビタキとか、ルリビタキとか⋯
 ヒタキというのは、国を問わず人の耳目を楽しませてくれる存在だ。
 

 
インドでパンダを買う

 フィアットではない。
 ジムニー5ドアだ。
 オフホワイトで、オーバーフェンダーやフロントグリルが黒いから、そう名づけた。

 弊工房で新しい車が必要になった。
 雨季には小川も渡渉するので、オフロード性能も肝。
 ジープのラングラーなんか好きなんだが、チト大げさだし、インドで輸入車はメチャ高い。
 地場メーカーMahindraからThar(タール)という車が出ていて、これはタール砂漠から来てるんだろうが、外見がラングラーそのもの。ただ、二年ほど前にチト乗ってみたんだが、かなり重たい。ウチの社長(♀)の常用となるから、これは難しかろう。

 長らく待たれていた新型ジムニー、これが現在の5ドアで、昨年発売になる。日本でも待たれているようで、この4月に発売になるらしい。
 インドでは上記タールの方が人気あるらしく、確かに重量感があってカッコ良いから、男たちには受けるかもな。オレも自分用だったら悩むだろう。値段も同じくらい。

 ジムニーは三日前に試乗する。オートマ車で、タールよりも軽快。スペックを見ると500kg違っている。燃費もかなり良いんじゃないか。
 基本、日本車だからな、モノに問題はあるまい。ほとんど即決。色はパンダ色。タール対抗で少々値引きもある。
 そして、今日の午後、州都デラドンの街中にあるディーラーに受け取りに行く。日本だとジムニー納車に何ヶ月も待たされるようだが、インドのこのスピードは何だろう。

 あ、言うまでもなく、これはインド国産だ。デリー郊外などに大工場があるはず。そして海外にも盛んに輸出されている。4月に日本で発売される同型車もインド国産であろう。
 インド国産のスズキ車には、オレたちももう三十年以上世話になっている。自家用じゃないんだが、パートナーやら取引先やら、みんなそれに乗っていて、スズキのおかげで今のオレたちがあると言っても過言ではあるまい。
 だから、スズキを入手するのはしごく当然自然なことだし、今まで自家所有していなかったのがフシギなくらい。

 そして手に入れた初のスズキパンダ。ディーラーでケーキにナイフを入れるなど儀式を経て、送り出される。
 運転はオレ。オートマの日本車だからな、大概は問題はあるまい。先導は弊工房長のRクン。
 ただし、時間が悪かった。夕方のラッシュ時だ。そうでなくてもインドの道路は混沌としているのに。
 容赦なく割り込んでくる車やトラックや二輪車や歩行者をよけながら、夕暮れの中、免許も無いのに、慣れないピッカピカの新車を走らすってのは、これはなかなかできない体験だ。(あまりおススメしない)
 ただ、クルマ自体はよくできていると思う。あまりの渋滞に手持ち無沙汰で前面の大きなディスプレイをいじっていたら、エアプレイってのがあって、それがオレのiPhoneに接続するのだな。おかげでGoogleマップも表示されるし、電話もできるし、オレの音楽プレイリストも自動で奏でてくれる。マーラーの五番なんかが出て来た時には、周囲の雑踏と相俟って異次元空間に遊ぶような気分であった。そのうち、高速に乗っかって、車重1200kg、エンジン1500ccだから、まあそこそこ加速もするし、知らないうちに先導車も追い抜いて、色即是空有為転変有象無象の一時間半後、無事、工房にたどり着いたのであった。

 まずまず、良い買物だったのではあるまいか。
 

大韓航空でインドに行く
 今日、デリー到着。
 関空から大韓航空(KE)のソウル経由だ。
 東京在住のオレがなんでわざわざそんなルートでと思われるかもしれないが、昨夜、京都で用事があったのだ。
 関東に戻るのもつまらないし、インドとは逆方向だから、今日関空ないしは名古屋からインドに飛べる便を探したらこうなった。

 経由便は時間もかかるし乗り換えも面倒なんだが、ちょっと安いし、エキゾチックなんで、ときどき使う。(なんせインドは第二の故郷だからな、そんなにエキゾチックじゃないのだ)
 韓国経由は初めて。時間帯も悪くないし、けっこうリーズナブル。関空ばかりでなく、成田や名古屋からもインドに飛べるようだ。
 ちなみにどうやって便を探すかというと、最近はトラベルコというサイトを使っている。インド行きでいちばん安いのがベトジェットというハノイ経由のルートで、これもかなりエキゾチックだし、そのうち試してみようかと思う。
 関空発のKEでチト気になったのは、ソウルでの乗り継ぎ時間が45分だということ。今までの乗り継ぎ経験の中では最短だろう。それもあって、トラベルコには悪いがKEの自社サイトでチケットを予約する。ちゃんと買えたから、たぶん大丈夫なのであろう。

 関空のKEカウンタでは、インド行きの需要が少ないのか、コロナ関係の確認でやや手間取る。ま、仕方あるまい。
 預け入れ手荷物はもちろんデリー空港までスルーで運ばれる。「乗り継ぎ時間短い」というタグがつけられた。さてちゃんとデリーに届くか。
 ソウルまでの機材は737。離陸後、朝食が供される。空いてて快適。機材もきれい。ま、当たり前か。
 ソウルの仁川空港には定刻で到着。乗り継ぎはかなりスムーズで、無事デリー行きに搭乗。とは言っても他の乗客はみんな乗り込んだ後のファイナルコール時間だったけどな。大阪からの乗り継ぎ客は二人だけだったみたい。多少の旅慣れは必要であろう。
 デリー便もかなり空いていて、KEには気の毒だが、こちらもすごく快適であった。機材もきれい。(ファイブスターエアラインらしい)。担当のCAは韓流俳優みたいなイケメン好男子で、これは日本のご婦人連はヤバいかも。
 定刻に離陸してほどなくランチタイム。韓国飯をチョイスすると、牛肉のプルコギといろんな葉っぱが出てくる。サンチュ、レタス、エゴマ、キャベツ⋯。この葉っぱでくるみ、お好みで辛子味噌をつけて食べるんですよ、とイケメンが指導してくれる。英語の発音がネイティブなみ。マッコリが欲しかったが、それは無かった。ともあれ、韓国メシを食いながらインド行きというのも良いものだ。もちろんインド飯の用意もある。
 ソウルからデリーまで真っ直ぐ西へ飛ぶのかと思っていたら、まず上海まで南下して、それから方向転換してデリーに向かう。ちょっと回り道なのだ。できるだけ北鮮を避けようというのか。それゆえ、余計に時間がかかる。ま、そのぶん一回余分に機内食も出るし、良しとするか。

 というわけで、また機会があったら使ってみたいルートであった。
 デリー空港での入国はまことにラク。着陸の40分後にはもう空港ビルを出ていた。もちろん、手荷物もちゃんと到着。
インドの大実験

 帰国して3日目。
 昨日今日と、用事があって街に繰り出している。
 予想はしていたが、皆さんお行儀良くマスクを装着している。

 マスクは身体に悪いとオレは思っている。
 もし身体に良かったら、哺乳類6千5百万年の進化の間に、マスク付き人類が出現していたであろう。
 政府の見解によると、マスク装着により感染はやや抑えられるということだ。
 その根拠は知らない。おそらく専門家がそう言っているんだろうが、どうやって調べたのか。
 専門家の間でも意見は分かれていて、マスクは無意味だという人もいる。

 現在、マスク装着について、大規模な社会実験を行っている国がある。
 インドだ。
 14億人規模だぜ。その辺の専門家調査とは母数が違う。
 あの国は、ここ数ヶ月間、マスク装着率は10%以下だろう。
 日本はちょっと見回しても95%は行っている。
 その結果はどうか?
 下グラフの通りだ。人口百万人あたりの感染者数。七日間平均。
 
 青線が日本。茶色がインド。
 最近日本の感染率は低下しているが、それでも直近の数値(3月3日)を見ると、インドの5〜6百倍だ。
 マスクの有害性を雄弁に物語っていないだろうか。

 経済的有害性は言うに及ばぬ。
 数日前に発表された2022年のインド経済成長率は6.7%で、中国を抜いている。
 対する日本は1.1%。
 ま、マスクばかりじゃないけどな。
 老人に支配され、冒険しないからそうなる。
 Boys be ambitious!  

インドを出る時の珍現象

 今、JL30便の機内。
 場所はデリー空港。
 これから離陸だ。

 6週間にわたるインド滞在を終え、帰国の途に就いている。
 ひとつ非常に珍しい現象として、オレはマスクをしている。
 おそらく今年になって初めてじゃないか。
 年初の弊スタジオ初売りイベントの時も、行きの飛行機内でも、もちろんインドでも無マスクであった。
 行きはAI(インド航空)だったからな、ユルいわけだ。
 それから六週間経って、さてJALはどうか、と注目していたところ⋯

 チェックインカウンタは大丈夫だった。おそらく係員も無マスクだったのではないか、チト記憶にない。
 そしてイミグレ、セキュリティー、売店などを経て、搭乗口に向かう。
 あ、言うまでもなく、インド社会は現在、無マスク。
 それが、JAL搭乗口に向かうに従ってマスク人が増えるのだ。日本人もインド人も。
 そしてご丁寧なことに、JAL搭乗口は広大なデリー空港の一番奥にある。これは恣意的ではないのか。そのデリー空港再奥では、みんなマスクしている。乗客も係員も。まるでこれから伝染病地帯に向かうかごとくに。
 ある意味で日本は伝染病汚染地区なのだな。どういう病気かというと死ぬのが怖い病だ。もちろん誰でも死は怖いだろうが、日本はそれが異常なくらい亢進している。
 オレは別にいつ死んでもかまわないからそのまま搭乗しようと進んでいくと、飛行機のドア口でついにチェックに遭う。若い日本人係員にマスクを手渡された。拒否するのも面倒だから、しょうがなく受け取る。受け取っただけでそのまま座席についてしらばっくれていたら、スッチーが寄ってきてマスク着用を求める。まじかよーと言ったら、すみません機内だけ、13日まで、という答え。スッチーを困らせてもかわいそうだから、数ヶ月ぶりにマスクをしたというわけだ。
 でも飯の時間になったら外すけどな。それからまたしばらっくれていよう。

AIから朗報
今日、AIから朗報が届く。
(オレの場合、AIとは人工知能ではなく、Air India すなわちインド航空のこと)
来週月曜からインド入国時のPCR陰性証明が不要になるということ。
ひと月半ぶりだな。

整理するとこういうことだ。
いつか忘れたがかなり前からインド入国にはPCR陰性証明が必要とされていた。
それが昨年11月22日に解除になる。
ところが、日本の感染率上昇と、おそらく中国のゼロコロナ破綻のせいで、今年1月1日から再び陰性証明が必要となる。この措置は日中韓シンガポールからの渡航者に適用。
そしてまた来週月曜からそれが不要になる。日中韓シンガポールも含めすべて解除らしい。
これは有難い。
三週間前に来印した時には、その二日前に吉祥寺までわざわざ出かけて検査を受けた。当日はまったく元気であったが、検査陽性という可能性も皆無じゃないわけで、万一そうだったら、旅程もあるし、翌日はライブで絶叫していたし、結果出るまでチト緊張したぜ。いろんな意味で面倒なことだ。

さて、残る問題は、日本だ。
まだ水際やってるんであろう。
今日のOur World in Dataを見ると、日本の感染率はインドの4千倍だぜ。
その日本が水際やって、インドが解除するって、逆じゃないのか。
何を恐れているんだろう。
インドのコロナ その沈静化の秘密

インドに来て一週間ちょっと。
その間、主に、インド西部のグジャラート州を旅していた。
漏れ伝わるところによると、日本ではゴールデンウィーク後にコロナが五類に格下げになるとのこと。
チト遅いんじゃないかい。

インドではコロナはほとんど過去の話になっている。
2021年の春にはデルタ型で大騒ぎしていたが、2022年の春以降、すっかり沈静化てしまった。
オレもこの一週間少々かなり激しく首都デリーや西部グジャラートを移動して回ったが、マスクをしている人はほとんど見かけなかった。空港には多少マスク人はいたが、職員ですら無マスクだったりして、オレはむろん無マスクだったが、成田空港発のインド航空機も含めてマスクを強要されることはなかった。

日本に比べ、インドのコロナ感染は興味深い。
Our World in Dataによるインドと日本の感染率推移は以下の通り;



人口百万人あたりの感染者数だ。茶色がインド、青が日本。
一昨年2021年末まで、オレの考えは、「日本の感染率はインドの後を追う」というものだった。
上のグラフを見るとそんな感じがする。縦棒で表示した2021年12月30日の数値を見ると、百万人あたりインドが6.67人、日本が2.83人で、まあインドの統計はあまりアテにならないとしても、あまり大きな懸隔はない。

ところが、昨年に入ると様相が一変する。
年初のオミクロン型は立ち上がりこそ日印同時だったが、インドはすぐに沈静化、以降ずっと感染は低迷している。
対照的に日本は2月、8月、今年1月と、3度のピークを見せている。
これはいったい何なのだろう。
昨日のデータを見ると、人口百万人あたりの感染者数は、インド0.07人、日本505.67人。率にすると日本はインドの7千倍を超えている。少し前までは1万を超えていた。
日本の「専門家」は「インドは若年層が多いから」とかコメントしたりするが、それだけだろうか。ともあれ、沈静化以降インドはあまり注目されることなく、この激烈な較差についてまともに論議されることはないようだ。

ホント、インドは不思議な国だよ。
どうやって沈静化させたのかヒミツが知りたい。
マスクを外して陽光を浴びたせいじゃないかと思うんだが。

インドへ行く 2023/01/20

 年が改まって初のインド。
 コロナが始まって3年。爾来、何度渡印したか忘れたが、毎回状況が変わるので、最新情報を。
 基本的にはラクになっているが、まだコロナ以前ほどではない。

 昨年12月には一瞬コロナ前と同じくらい緩和されたが、年末に揺り戻しがあった。
 これは中国の感染爆発の影響だろう。特に日中韓という東アジア狙い撃ちで規制が戻った。
 以前と同じく、ワクチン接種に拘わらず72時間以内のPCR検査、およびエアスビダという事前申告が必要になる。
 余談だが、PCRについては以前、八王子の某クリニックに大枚3万払った上に二度足を運んだものだ。今は吉祥寺の「木下グループ」で東京都民無料。一連のプロセスは5分もかからず、翌日結果がメールで来る。パスポート用に500円のオプションもあるが別に必要ない。唾液検査だから絞り出すのに毎回苦労するから、今回はひと工夫。電車が吉祥寺駅に着く前から嚥下せずに溜めておいたところ、効果覿面すぎ、規定量の十倍ほども採取されちゃって、検査する方も驚いたのではないか。試験前の受付も唾液のせいで滑舌に影響する。
 教訓:唾液貯留はPCR受付のちょっと前くらいで良い。

 ビザは5年モノの観光ビザをオンラインで取得。ネットで申請して、24時間後に発給連絡がメールで来る。
 これについても、九段下のインド大使館に二度足を運んだ昔日に比べると隔世の感だ。
 メールで来るのはETA(Elrctronic Travel Authrization)と呼ばれるe-VISAで、その書類を本人の顔写真つきでプリントアウトする必要があるらしい。ただ、その顔写真つきETA書類がネット上で見つからないから、成田空港のインド航空(AI)カウンタでETAメールを見せると、係員が顔写真付きETAをプリントアウトしてくれる。このあたりがよくわかんないんだが、もし事前に顔写真付きETAが見つかれば自分で印刷しておくと良いだろう。ま、最悪、ビザがなくてもインドの空港でアライバルビザがもらえると思うが。
 成田のAIカウンタでもらった顔写真付きETAをデリーなど空港のイミグレで見せると、正式なビザが下りるようだ。JALやANAでも基本的に同じであろう。
 もうひとつ、観光ビザの場合、片道航空券だとインドに渡れない。

 こんなところかな。現在のインド渡航については。
 さきほど、オレの搭乗予定のAI機材がデリーから到着する。ぴったり定刻だ。デリー行きAI307便も定刻で出るであろう。
 いちばん嬉しいのはマスクで閉塞状態の日本社会からしばし解放されることだな。成田までの電車内でもずっと無マスクで通したが、さすがに混雑してくると同調圧力も強く、オレもインド人の振りをして乗り切ったものだ。(オレの風体で英語を使うとたいがい通用する)。インドじゃ誰もマスクしてないだろうし⋯。と思ったが、成田AIカウンタに並んでいたインド人はみんなマスクしていたな。あのインド人もびっくりの、日本の鉄壁圧力だ。

インドビザを取る 2022

 オレのインドビザが失効した。3年モノのビジネスビザであった。
 そこで取り直す。

 現在、日本人はデリー空港など主要空港でアライバルビザが取得できるようである。
 だから、観光だけならビザなしでも入国はできる。
 ただ、アライバルビザ取得の所要時間はひとりにつき10分ほどかかるようで、前に十人並んでいたら100分かかるという計算だ。また窓口に必ず係員が居るとも限らない。インドだからな。
 また、いつまでアライバルビザが続くとも限らない。インドだからな。
 それゆえ、事前にビザを取得しておくと安心なわけだ。

 ネット経由で結構簡単に取れる。
 evizaだ。大使館に赴く必要はない。
 このサイトだ↓
 https://indianvisaonline.gov.in
 
 ビジネスビザも取れるようだが、有効期間が1年。
 それじゃ短いので、今回は観光ビザの5年モノをトライする。
 指示に従っていろいろ記入し、顔写真はスマホで撮影、パスポートコピーもスマホ撮影で添付。
 3時間くらい悪戦苦闘の後、25ドルの料金を事前にPayPal送付し、電子申請する。申請不成功でも料金は戻らないようだが、ダメもとで。
 24時間後に、あっさりビザが下りる。
 メールでElectronic Travel Authorization (ETA)というのが来て、それをプリントアウトして持参すれば良いようだ。
 5年モノだ。ヤッター! こんなに長いの初めて。
 今までは面倒な書類を揃えて、この12月の寒空に東京九段のインド大使館まで二回足を運んでいたのだ。

 ところで今日ひとつ、インドから悲報が届く。
 日本がまたコロナハイリスク国に指定されたのだ。それゆえインド入国に再びコロナ陰性証明が必要になった。1月1日より。
 先日陰性証明が不必要になったばかりだったのに、中国や韓国ともども事前PCR検査に逆戻り。それを伝えてくれたAI東京支社員のA氏も感染療養中だったし、ま、しょーがねーか。

インドから朗報
 今日、AI(インド航空)からメールが来る。
 だいたいどうでも良いことが多いんだが、今日のは違った。
 かなり画期的。
 本日から、インド入国に関して、ワクチン証明もPCRテストも不要という。
 念のため、AI東京支社のA氏に電話して聞いてみたところ、やはり間違いない。

 インドすごいじゃん。
 というか、当然のことだな。
 遅すぎるくらい。
 もうコロナ終わってるし。彼の国は。
 あと、面倒だったエアスビダ(健康申告書)も不要になった。

 ビザ関係でも朗報がある。
 これはAIのA氏から聞いたのだが、インド空港でのアライバルビザが復活したらしい。
 まだ体験情報はないようだが、成田空港では少なくとも、往復航空券を持っていれば、ビザ不所持でもAIは飛行機に乗せてくれるという。
 ただEビザが迅速に発給されるようだから、事前に取っておくに越したことはあるまい。相手がインドだしな。
 しかも、最近は5年もののEビザも申請できるらしい。これはコロナ前にもなかったことだ。

 インド渡航がますます快適になる。
 あとは帰国だな。いつまでPCRを要求するのか。日本政府は。(ワクチン三度未満者に対し)