ぱるばか日誌 2017
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村のバスルーム
旧式のバスルーム、つまりトイレは、別に恐るべきものではなかった。(昨日の日記参照)
水で処理するから、実際、かなり清潔である。
とはいえ、あの閉ざされた空間に滞在するというのは、特に気持ち良いものでもない。
用が済んだらすみやかに立ち去るべきスポットであろう。
そもそも、密室で用をたすのは人間くらいなもんだ。
こんなジョークを思い出した;

アメリカのフォード大統領がインドを訪問した。
ガンジー首相とともに首都デリーをドライブしていると、道路脇のあちこちで人々がしゃがみこんでいる。
それを目にするたびにフォード大統領は「あれは何をしているんですか?」と尋ねるのだが、そのつどガンジー首相はひどく恥ずかしい思いをするのであった。
翌年、ガンジー首相はアメリカを訪ねた。
フォード大統領とともに首都ワシントンをドライブしていると、道の脇でしゃがみこんでいる人がいた。
ガンジー首相は勝ち誇ったように「あれは何をしているんですか?」と尋ねた。
フォード大統領は真っ赤になって怒り、シークレットサービスの長官を呼びつけ、「あいつを引っ捕らえろ」と命じた。
しばらくして長官は手ぶらで戻ってきた。
どうしたのかと大統領が尋ねると、長官いはく、「それが、インド大使閣下なんです」。

朝、陽の昇る頃、散歩に出る。
村の南側には、大きな河がある。
亜大陸だから、流れは緩やかで、砂地の河原は途方もなく広い。
村人たちが、ひとり、またひとりとやってきて、河の中にしゃがみこむ。
天然の水洗便所だ。
ついでに身体を洗う人もいる。
河原の砂地にしゃがみこむ人もいる。
何千年、いや何万年も続いているであろう、人々の営みだ。

もちろん、インドだから続いているのだろう。
日本だったら流れは急だし、冬の水は切れるように冷たいから、出るものも引っこんでしまうだろう。
(金冷には良い!?)
ブラージ、すなわち泊めてくれた家の主人に聞くと、村の家々の四分の三にはトイレがないという。
河がトイレなのだ。
雨の日はどうするのかと聞くと、畑で用をたすとのこと。
これも肥料になって良いだろう。
さすがにオレはやんなかったけど。
そういえば河でやっていたのは男たちだけだった。
女たちはどうするんだろう。
ブラージいはく、女たちは繁みの中でするんだそうだ。

夕方、長途タクシーを飛ばして、州都ブーバネシュワルまで来る。
村からブラージと村人ひとりがついてきた。
かなり立派なホテルをブラージが交渉してくれて安くチェックイン。
部屋に入って三人でお茶を飲む。
そのうち村人が席を立ってバスルームに入る。
ところが、いつまでたっても戻ってこない。
心配になったブラージがバスルームを覗き込む。
案の定、使い方がわからなかったらしい。
自家にバスルームはないんだそうだ。
野天と室内でどちらが良いかと聞いたら、村人いはく、室内だとのこと。
やっぱりそんなものか。
オレは野天を好むが、お互いにないものねだりかな。
しばし歓談の後、二人は元来たタクシーに乗り込んで二百キロの道のりを村へと戻っていった。
インド人のトイレの感覚はすごいよね。村の人ほど、紙を使わないしね。
ニサルガム | 2010/02/13 11:23
面白い話をありがとう。

インドの子供ふたりが、横に並んでしているのを、見たことがある。
日本人とは、感覚が違うと思った。
Dharma Nirdosh | 2010/02/13 22:40
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