ぱるばか日誌 2017
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済州島の田舎飯屋
 旅の大きな楽しみのひとつがメシ。
 …というか、一番かもしれないな、オレの場合。
 中国や韓国の旅が魅力的なのも、メシがウマいからである。
 ただ、済州島に関しては、某書によると、あまり期待できないとあった。
 というのも、伝統的に女が一家の経済を支えているので、半島の専業主婦みたいに料理に腕を振るうヒマも文化も無いんだそうだ。

 かつて半島の田舎町で飯屋に入った時、付き出しの料理のものすごさに度肝を抜かれたことがあった。
 離島・済州と言えども韓国の一部。淡い期待を抱いて、とある夜、宿の近くにある村の飯屋に入ってみた。
 焼き肉屋のようである。けっこう人気みたいで、ほとんど満席。
 張り出された品書きはハングルだから読解不能。写真入りメニューなんて洒落たモノは無い。
 こういう時は周囲を見回して品定めする。
 左隣の夫婦者の卓上ではスキヤキ風の料理をジュージューやっている。
 ウマそうだったから、コレをよろしくと飯屋のオヤジに指さす。
 まず付き出しが運ばれてくるが、度肝を抜かれるほどではない。キムチとか、ごまめとか、四〜五皿。
 次いでメインディッシュの肉と野菜類が現れる。
 夫婦者のヨメの方が、四十歳くらいの人だったかな、我々の会話を聞いて日本人だと察したようで、焼き方などをいろいろ日本語で指導してくれる。
 肉や野菜に味噌をつけてサンチュ(韓国レタス)に巻いて食うと、コレが適当に辛くてすこぶる美味。ビールやマッコリによくあう。
 オレはまあ、インドに居るときはベジタリアンのまねっこをしたりするんだが、やっぱ、韓国で焼肉を食うと、ウマい。雑食性の遺伝子を受け継いでいるのだなあと再認識。

 食後、右隣の女子グループのひとりと英語で話す。
 半島の全羅道から来ているそうだが、この田舎飯屋は全国的に有名なのだという。
 この夜も、数十キロ離れた宿から、わざわざここまで食いにきたんだそうだ。
 どうりで小柄な女三人で焼肉を四人前は食っている。
 こんな田舎飯屋の何が特別なのかというと、豚の焼肉というのは済州島の名物なんだそうだ。
 そういえばかつて島では、黒豚が家の便所下で飼育され、ウンコ豚と呼ばれたりしたという。
 今はさすがにそういう豚はいないであろうが、ともあれ、特別な風土の下で飼育される豚の肉は半島のものとは違うのであろう。
 価格も驚くほど安い。すっかり味を占めた我々は、翌日も昼から同飯屋に繰り出すのであった。
 欲を言えばマッコリかな。今回、済州島の飯屋は三〜四軒トライしたが、いずれもマッコリはボトル入りの「済州マッコリ」で、まあスッキリ爽やかで飲みやすいんだが、半島でよく出くわすような個性豊かな自家製のをやってみたかった。
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