ぱるばか日誌 2017
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楓橋夜泊
 姑蘇城外の寒山寺に遊ぶ。
 姑蘇というのは蘇州の別名で、上海の西、数十キロのところにある。
 寒山寺。オレは高校の漢文で習ったから、名前だけは知っている。
 中国人は小学校で習うので、みんな知っているそうだ。
 寒山寺という名前からして、閑寂な寺院をイメージしていたのだが、さにあらず。
 蘇州の街中にあって、中国人観光客でごったがえしている。
 日本の仏閣ならいちおうみんな礼拝するんだが、中国では違う。
 まずは観光名所だ。
 塔の上から屋根瓦にコインを投げたりしてな。トレビの泉じゃないんだから。
 案内してくれた中国の若者(三十代?)二人も、仏像を前に合掌したりしない。
 しかし、いちおう僧侶はいて、観光客の中にも仏に頭を下げる人はいる。

 夜半の鐘声客船に到る ―
 梵鐘の名所ということで、先ごろ、巨大な鐘が据え付けられた。
 三階建ての鐘楼にすっぽり収まるくらいのサイズ。
 おそらく世界最大の梵鐘であろう。
 有料で搗くことができるが、あまりに巨大なため、その音も超重低音。
 およそ鐘声の範疇を超えている。

 奥の法堂は資料室のようになっていて、書籍が並んでいる。
 中央のテレビモニターでは、中国僧が「六祖壇経」の提唱をしている。
 そういえばここは、寒山拾得にちなむ禅寺であった。
 中華六祖・慧能のことなど、この若者たちは知るまい。
 その法系が日本に伝わり、禅として今に伝わる。
 さすがに若者たちも、祖師・菩提達磨のことは知っていたが。
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