ぱるばか日誌 2017
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合掌の伝統
 両掌を合わせる作法。合掌。
 日本では主に神仏への帰依を表す。
 その起源はおそらくインドであろう。

 インドで合掌はanjali mudraと呼ばれ、やはり献身を表すムドラー(印相)であるらしい。
 このムドラーは、神仏のみならず、人間にも向けられる。
 日常の挨拶でも、お互い、この印を結ぶ。
 西洋的教育を受け握手に親しんでいる「現代的」インド人も、こちらが手を合わせると、条件反射で合掌を返してくる。
 ちょうど我々のお辞儀と同じく、彼らの心底に深く根ざしているのだ。

 どのくらい深いのかというと、首都デリーの国立博物館に最古の一例を見ることができる。
 同博物館の呼び物のひとつは、古代インダス文明の遺品だ。
 第一展示室の一隅に、同文明由来の小さな土人形が並んでいる。
 その中に「ヨガをする人」というのが二体あって、それが合掌している。
 合掌しているとヨガなのかイマイチわからぬが、紀元前2000ー27000年のものだ。
 つまりインドの地では四千年以上にもわたり、この印が結ばれてきたというわけ。

 それが仏教を通じて、日本などアジア諸地域に伝わったのだろう。
 だとしたら、合掌が日本に伝わったのは6世紀ごろということになる。およそ千四百年前だ。
 つまり彼の地ではその三倍以上の長きにわたり、合掌の伝統が続いてきたということになる。

 ラケッシュ君の姪っ子ナビア(二歳)も、ちいさな掌を合わせてオレに挨拶する。
 親がまず最初に教え込む仕草がコレなのかも。
 非常にカワイく映るから、生存にも有利に働くであろう。
 まだしばらく続くであろうな、この伝統は。
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