ぱるばか日誌 2017
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ギリシア文明発祥のナゾ
 二週間ほど、ギリシアに行ってきた。
 夏のギリシアはたぶんこれが初めて。
 「たぶん」というのは、昔ずいぶん行ったので記憶が定かでないのだ。

 ギリシアというのはヨーロッパ文明の発祥地と言われている。
 もともと、エーゲ海のクレタ島やキクラデス諸島を中心にミノア文明が華開いていた。これはメソポタミアやエジプトの影響を受けた非ヨーロッパ系の文明だ。そこに4000年くらい前からかなあ、コーカサスあたりから順次、印欧語族が南下してきたのだ。そして先行の文明を吸収しつつギリシア文明を築き上げる。

 今回、夏のギリシアを訪ねてひとつ、発見したことがある。
 気温は35℃にも達するのに、蚊がほとんど居ないのだ。
 だから、裸に近い格好で野外に居ても、たとえ夕方であろうと、蚊に食われるということがほとんどない。
 これがウチ(東京五日市)あたりとの劇的な違いだ。ウチだと、五月連休から十月末くらいまで、日中ですら野外で数分と素肌を曝せない。ヒトスジシマカ(ヤブ蚊)の攻撃でボッコボッコだ。夜は夜でアカイエカの天下。

 蚊というのは、現在、人類最大の難敵だ。マラリアを始め、デング熱、ジカ熱など、これほど我々に害を及ぼす動物はいない。そもそもあの痒さは容認しがたい。

 蚊の少ない北方を揺籃の地とする印欧語族は、きっと蚊に体する抵抗力は小さかったことであろう。
 そんな彼らが、北方で培われたバイタリティをそのままに、温暖なギリシアに移動してきたから、そこにあのような文明が華開いたのだ。そしてその一要因として、蚊の非存在が大きかったのではあるまいか。
 そうであったればこそ、ソクラテスも布切れ一枚まとってアゴラでフィロソフィアに興じられたのであろうし、青少年も素っ裸でギムナシオンに集うことができたのだ。アレオスパゴスの丘に集ったアテナイのデモクラシーも、案外そんなところに源があったのかも。(環境変動がなかったらの話だが)
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