ぱるばか日誌 2017
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究極のイクメン
 今日の朝日新聞科学欄にカマキリの話が出ていた。
 交尾時にオスはメスに食われてしまうという話。
 記事いはく、とある研究によると、オスを食ったメスの卵や卵巣には、オス由来のアミノ酸が38.8%含まれていたそうだ。オスを食わなかった場合は21.1%。またオスを食ったメスの最初の産卵数は平均88.4個、食わなかった場合は同37.5個。というわけで、オスを食った方が子孫を残しやすい。

 同記事でも明かだが、ひとつポイントは、オスは必ず食われるわけではない。丸山宗利著『昆虫はすごい』によると、「うまく雌と交尾して、さらに別の雌と交尾する要領のいい雄も少なくない。逆に、雌に近づく方法に失敗し、交尾を成し遂げる前に雌に食べられてしまう」場合もあるという。なんか人間に似たところがあるかもな。

 ただ、人間の場合、さすがに男が文字通り女に食われることはない。そんなの痛くてたまらん。
 カマキリの場合、同書によると「雄は上半身を食べられながらも、下半身だけはしっかり生きており、きちんと交尾を全うする」んだそうだ。

 これはドーパミンが関与しているに違いない。食われながらも交尾の快感に身を委ねているわけだ。リンデン著『快感回路』によると、セックスはドーパミン回路を活性化する。
 察するところ、雄カマキリのドーパミン回路は、たとえ自分が頭から雌に食われたところで、ビクともしないのだろう。
 ということは、ドーパミン回路は頭とは関係なく、下半身、すなわち腸ないし腹に中心を置いているということになる。
 人間の場合はそういう進化は遂げなかった。育児期間が長いからな。性交時に雌の栄養になってしまったら、その後の長い育児期間、雌を助けることができない。
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