ぱるばか日誌 2024
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一日一食
iPadを買った。
で、試運転のため、本を一冊ダウンロードした。
「空腹が人を健康にする」ってやつ。
南雲吉則著。
けっこうその気にさせられる。
著者の奨励する一日一食・早寝早起きって、考えてみれば仏陀の生活と同じじゃん。

三日で成果が見えてくるという。
面白そうだから試してみた。
昨日から。
完全な一食じゃないけどな。朝、豆乳と、昼に野菜ジュースを一杯飲んだ。
24時間後の今朝、計ってみると、一日で体重が1kg減った。66.4kg→65.4kg。
内臓脂肪指数も7から6になった。(5が標準らしい)
身体年齢も40歳から39歳になった。
しかし、体脂肪率は18.5%から19%に増えた。
体脂肪が142g増えた計算になる。
以上、オムロンのカラダスキャンによる。
内臓脂肪が減って体脂肪が増えるって、ヘンじゃね!?
ま、しかし、春山茂雄氏によると内臓脂肪は諸悪の根源らしいから、ポジティブに考えよう。
腹回りがメタボっぽいのだ、オレとしたことが。

今朝も豆乳のみ。
あ〜、腹減る。
10:02AM
日面通過
金環食を見た。
しかし、事前に知らなかったら気づかなかったかもな。
なんか、やけに暗いな、変な天気⋯
⋯ってくらいだろう。
ウチのソーラーもしっかり発電してたし。170ワットくらい。薄雲の中。

金環食なんていう美麗な名前がつくから、過度に期待してしまう。
言ってみれば、あれは「月の日面通過」だ。

来月6日にあるけどな、金星の日面通過。
そっちの方が天文学的にはレアな現象らしい。
日食のダイゴ味
あと三日に迫った金環食。
かつて天文少年だったオレは、まあ自慢じゃないが、過去に二度、皆既食を見に出かけて、二度とも晴れを当てている。

三年前の2009年日食。のんびりしていて出足が遅れ、西南諸島には渡れず、上海・金山区(日食中心線に近い)の宿々も満杯。やむなく古都・杭州に赴いたら、そこだけ晴れた。
1983年のジャワ島日食。滞在先のイスラエルからわざわざ、止めるアナタを駅に残し、インドネシアへ渡る。当日閉鎖されていた世界遺産ボロブドールに忍び込み、そのてっぺんでただひとり、黒い太陽を拝んだのであった。
岩戸伝説をひもとくまでもなく、皆既食はひたぶるにドラマチック。

金環食は初めてだ。
ただ、皆既の直前直後は金環食みたいなもんだから、その経験に徴して言えば⋯
あまり大したものでもあるまい。
太陽面が少しでも出ていると、めちゃまぶしいのだ。
決して肉眼で見てはいけない。というか、まぶしくて見られない。
日食用グラスも良いが、あれは日食の推移を見るためのものだ。
そんなものでリングを見たところで、特に面白いものでもあるまい。
肉眼ではリングは見られないと思うし、見てはいけない。

日食のダイゴ味は、真っ昼間、だんだん暗くなるところにある。
晴れているのに不気味に薄暗くなり、ダイヤモンドリグの一閃を残して、皆既になる。
黒い太陽の周りに茫々と広がるコロナ。
生きとし生けるもののザワつき。

金環食にはこのクライマックスが無いのだ。
それに、始まる時間が早い。
食の開始が東京で6時19分だろ、で、金環開始が7時32分だ。
何が楽しいかといえば、きっと、昼間に暗くなることくらいだろう。
これも真っ昼間だったら多少は劇的だろうが、朝の7時半じゃなぁ⋯。
天気もイマイチみたいだし。

というわけで、今回の金環食は、個人的にはあまり期待していないのだ。
いちおう、当日は朝早く起きるつもりだが。
福島の北部
友人の故郷である福島の北部を訪れた。
宮城県と境を接する伊達郡国見町。
町役場が地震で被災し、臨時に市内の高台、観月台公園に移動している。
その公園のベンチで測定すると、0.73μSv/h。
線量が高いと言われるこの町でも、わけても数値の高い所だ。
高台で自然の多いところほど放射線量は高いようだ。
ちなみに東京は0.1以下。

南隣の桑折町、国道四号線沿いのソバ屋内で計測すると、0.18μSv/h。
更に南下して県都福島市。数値が高いと言われる信夫山山麓の護国寺境内で計ると0.31μSv/h。

阿武隈川の向こうにある渡利地区は、福島市内でも特に線量が高い。
ここには弊社の取引先があり、自然食のカフェも併設されていた。
初老のご夫婦が運営している。
子供が三人いて、そのうち二人は市内在住だったが、既に孫たちとともに他県に避難していた。
今は「老夫婦」二人でカフェを営んでいる。震災前に比べ、客は十分の一に激減したそうだ。
旦那はもともと環境に関心が高く、今は線量計を二つ所持し、ことあるごとに計測している。
近所を散歩すると、場所によっては1μSv/hを超えるところもある。
当局は家ごとに除染しているが、一軒に2〜3日かかるそうで、なかなか進まない。
昨夏、自家の樋で計測したら40μSv/h!!。掃除したら十分の一に減ったが、それ以下には下がらないという。樋や屋根の素材に放射性物質が染着しているのだ。大谷石の塀なども数値が下がらない。
持参のポケットガイガーでカフェ内を測定してみると、0.14μSv/h。
週に一度は「除染の日」と決めて、自宅周りの除染に努めているそうだ。
以前は近所の畑で農作業もしていたが、土壌の線量が高く、今はやめている。
被災者補助で山形の米沢にアパートを借りていて、週一度そちらに赴いては、「キレイな空気を吸って、畑を耕している」。
エコタイヤ
車検を機会に、タイヤを換えた。
ブリヂストンのエコピアPRVというやつ。
転がり摩擦を抑え、燃費が向上するのだという。
で、実際、どうかというと⋯
う〜ん、一割くらい向上してるんかなぁ。
よくわかんないが。
実家まで往復しての感想。(東京-信州上田)
それなりにエコなんであろう。

ただ、製造時にどのくらいエネルギーを消費してるかだな。
価格は、普通のタイヤに比べて25%ほど高かった。
単純に、価格=エネルギー消費と考えると、
現行ガソリン価格の燃費10%upで、
2万km走ればモトがとれる勘定になる。

その前は、ピレリというタイヤをはいていた。
クルマを新調した時についてきたやつだ。
以来、9年間で8万kmほど走った。
車検を頼んだクルマ屋によると、タイヤの寿命は5万kmくらいとのこと。
ものもち良いんだな、オレ。
クルマも新車みたいだし。
長生きするかもな。

この調子であと8万km走ったら、16万km、18年間か⋯。
イケルかも。
猫の災難
寄席へ行って来た。
浅草だ。
昨日の火曜日。
夜の部、トリが小三治。
ついでだから、朝から晩まで全部観た。通算11時間弱。尻が痛くなる。

落語家だけで三十人ほど出てきた。
小三治はじめ、さん喬、権太楼など芸達者、三三や歌之介など活きの良い若手。その他大勢。
その中でいっちゃん可笑しかったのが正蔵。
この人、声が通らないので好きじゃなかったが、この日の新作ネタが爆笑モンだった。ハンカチ必要。
至芸も良いが、やっぱ落語は笑わしてもらわないとな。
というわけで、正蔵の評価がいっぺんに上昇。
昼のトリは木久扇だったが、ラーメン以外、印象薄し。

平日だったせいか、夜の部は空席もあったな。もったいない。
お目当ての小三治、昨夜のお題は「猫の災難」。
とりたて好きな噺でもないんだが、さすが名人芸であった。
こんな噺家、なかなか聴けるもんじゃないから、キミも行っといたほうがいい。
連休中は混むだろうから、7日あたり狙い目かも。
もう一回行こうかな。
鬼怒川の線量
先月末、親を連れて温泉へ行って来た。
栃木の鬼怒川温泉。
友人が旅館を経営しているのだ。
ここも福島県に隣接している。
果たして達者でいるだろうか。

やはり、昨年春はキャンセルが相次いだそうだ。
予約台帳は真っ白け⋯。
それでも徐々に客足は回復してきたという。
当初は線量も高かったが、大部落ち着いて来たようだ。
客室で計測すると、0.08μSv/h。
拙宅内と大差ない。
以前通りに営業していて、ひと安心。

海外から戻ったら、やはり温泉に限る。
温泉旅館という文化、これは日本にしかない。
この国に居るなら大いに利用すべしだ。

しかし温泉も旅館もいっぱいある。
どこにしようか迷ったら⋯
この旅館に行きたまへ。
鬼怒川の渓流を見下ろすロケーションは絶佳である。
名物女将は鬼怒川女将会の会長で、とにかく行き届いている。
「松や」という老舗だ。